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【実は・・・】みんなが間違えているエビングハウスの忘却曲線

こんにちは!教育系のとある大学生です!

 

今回はエビングハウス忘却曲線について書いていきます。

 

このエビングハウス忘却曲線、皆さんも一度はみたことがあるのでは?

ですがこのグラフは・・・

 

間違い!!!!

 

どこが間違っているかわかりますか??

 

グラフそのものは間違いではないのですが、

実は解釈が間違いなんです。

 

横軸は上のグラフの通り、時間を表していますが、問題は ”縦軸” です。

縦軸が表しているのは 記憶量 ではありません。

実はこの縦軸は 節約率 というものを表しています。

 

「いや、節約率ってなんだし」

って思いますよね。だいじょぶです。ばちこり解説します。

 

節約率とは・・・

一度覚えた内容を記憶し直すのに1回目の時間からどれだけ短縮できるか表したもの

 

わかりやすく言うと、

復習に使う時間をどれだけ短縮できるか

を表しているのがエビングハウス忘却曲線なんです。

 

多くの人が間違えて解釈しているエビングハウス忘却曲線ですが

皆さん、よく考えてみてください。

上のグラフのように解釈してしまうと明らかにおかしいことが起こります。

 

みなさん、夜7時に夕食を食べるとしましょう。

そして30分後の7時30分に食べ終わりました。

その後1時間だらだらテレビを見て8時30分になりました。

 

はい、ここで今夜の夕食のメニューを思い出してみます!

 

どうですか?

ほとんどの人が難なく答えられると思います。

 

上のグラフのように間違えた解釈でグラフを見ると

1時間後に50%以上も忘れてしまっていることになります。

そんなはずはないですよね(笑)

 

僕は高校生のとき東進ハイスクールに通っていたのですが

塾長がやはり、間違ったエビングハウス忘却曲線の解釈をしていました。

 

東進といえば大手予備校です。

頼りにしている受験生も多くいると思います。

 

そんな東進の塾長が間違えた解釈をしているくらい、

きちんと理解されていないのがこのエビングハウス忘却曲線なんです。

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これが正しいエビングハウス忘却曲線です。

 

このグラフの通り、1日後の節約率は33%

つまり、

最初に学習した時間の67%で1日後は復習できるということです

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

 

これで1番伝えたかったエビングハウス忘却曲線の意味については完璧です。

 

では最後に、

このエビングハウス忘却曲線についての本質をお伝えします!

 

それは、

エビングハウスはどのような実験をしたのか ということです。

 

ここでは2つポイントを押さえます。

 

1つ目は、実験の対象者です。

 みなさん、この実験の対象者は何人だと思いますか?

100人かな?1000人かな?

いいえ、1人です。しかも、エビングハウス本人なんです!

 

2つ目は、実験方法です。

 

 実はこの実験、単語暗記ではないんです。

意味のない3つのアルファベットの羅列を暗記して実験をしたんです。

adw hjb のようにテキトーな並びのアルファベットの羅列です

 

これら2つのことから

「対象者1人の実験なんて信用できない!」

「単語暗記じゃないなら信用できない!」

みたいな声があと思います。いや、聞こえます僕には。

 

というわけで次回は、

エビングハウス忘却曲線を検討して生まれた有効な勉強法

について書いていきます!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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